多くのサービスは「誰にでも合います」と言います。私たちは逆のことをします。

トキストレージは「存在証明の民主化」を掲げ、物理(石英ガラス・ラミネート)・国家(国立国会図書館)・民間(GitHub)の三層分散保管であなたの存在を永続化するプロジェクトです。しかしこの仕組みには、明確に「向いていない方」がいます。それを隠して契約していただいても、お互いにとって不幸な結果になるだけです。

以下に、私たちが考える「このプロジェクトに向いていない4つのタイプ」を正直に記します。これは排除ではなく、敬意です。あなたの時間とお金と感情を、合わない場所に使ってほしくないのです。

1. 「お客様」として扱われたい方

ミスマッチの本質

「高いお金を払うのだから、会社が永続的に管理・保証してほしい」

正直にお伝えすると

トキストレージの思想の根幹は「依存ゼロ」です。三層分散保管——石英ガラスは手元に届き、GitHubは世界中に分散されたサーバーで永続し、国立国会図書館は国の法制度で永久保存される。会社が潰れても、この三層のどれかひとつが残れば、あなたの存在証明は失われません。そのDIY精神(自律分散型)がこのプロジェクトの前提にあります。

「年会費を払うから全部やってほしい」「一度預けたら一切関わりたくない」というお気持ちはよく分かります。そしてそれは、従来の霊園型サービスが長年応えてきた、とても自然な期待です。ただ、私たちの仕組みは月額課金も維持費もなく、一度のお支払いで完結します。分散保管オプション(佐渡島・マウイ島)を選べば物理的な保管はお任せいただけますが、それでも「会社がすべてを引き受ける」という設計ではありません。

だからこそ、以下の選択肢をお伝えしたいのです。いずれも「管理を安心して任せられる」という点で、私たちより優れた仕組みです:

  • 永代供養付き霊園——管理費の支払いが途絶えても、寺院や霊園が継続的に供養してくれます
  • 樹木葬——自然に還る形で、管理の負担を最小限にできます
  • 海洋散骨——物理的な管理対象そのものをなくす選択です

これらの選択肢が「劣っている」とは一切思いません。大切にしたいものの形が、少し違うだけなのだと思います。

2. 「死」と「カネ」を分けたい方

ミスマッチの本質

「人の死や思い出をビジネスの利益にするなんて不謹慎だ」

正直にお伝えすると

私たちは事業として持続可能な利益を目指しています。それを隠しません。TokiQRは無料で公開していますが、石英ガラスQR(5万円)やラミネートQR(5,000円)は有償です。

透明性ページでも「死×商業は構造的に緊張を孕む」と正面から認めています。葬儀業界も、墓石業界も、保険業界も、この緊張の中で事業を営んでいます。私たちも同じです。

あなたが支払ったお金は、石英ガラスの素材・加工費、保管インフラの維持積立、佐渡島やマウイ島への分散保管拠点の整備に充てられます。伊勢神宮の式年遷宮のように、20年ごとに記録媒体を新しくし、次の世代へ引き継いでいく——その循環を「面白いな」と感じてくださる方もいれば、「やっぱりそこが引っかかる」という方もいらっしゃると思います。

どちらの感覚も自然なものです。「死と商売は分けるべきだ」という考えには、深い敬意があります。ただ、その感覚をお持ちの方にとっては、私たちとの関わりがかえって心の負担になってしまうかもしれません。それは私たちにとっても、本意ではありません。

3. 「静かな祈り」だけが欲しい方

ミスマッチの本質

「おじいちゃんの生きた証を残したいだけなのに、壮大な思想はいらない」

正直にお伝えすると

このプロジェクトには、個人の追悼を超えた哲学的・文明的な文脈があります。「存在証明の民主化」——あなたが物語となり、世代の対話が重なり、未来の道になるという思想です。保管場所の選定基準(佐渡とマウイ——太平洋を挟んだ∞形の2島)や長期構想には、「未来の知性への橋渡し」という思想が含まれています。

それは、このプロジェクトの原動力であり、私たちにとって切り離せない部分です。「思想はいいから、とにかくシンプルに保管だけしてほしい」というお気持ちもよく分かるのですが、その期待にお応えできる仕組みにはなっていません。

静かに、個人的に、シンプルに追悼したい——その願いは、とても美しいものです。そしてその願いに寄り添う方法は、たくさんあります:

  • 手元供養——自宅で、自分だけの方法で、大切な人を偲べます
  • 散骨——自然に還す、静かで個人的な儀式です
  • 樹木葬——木の下で、時間とともに自然と一体になる形です

私たちの思想を押し付けるつもりはありません。もし合わないと感じたとしても、それはとても自然なことです。どちらが正しいという話ではなく、大切にしたいものの形がそれぞれ違う、ということなのだと思います。

4. 感動の勢いで申し込もうとしている方

お願い

「今すぐ欲しい!」——その気持ちはわかります。でも、待ってください。

私たちからのお願い

感動した直後の判断は、熱が冷めたあとに後悔に変わることがあります。私たちのストーリーや理念に心を動かされたのなら、それはとても嬉しいことです。しかし、その感動を「今すぐ決済」に変えることは、私たちが最も避けたいことでもあります。

一晩寝かせてください。翌朝も気になるなら、それは衝動ではなく関心です。

まずは無料のTokiQRを試してみてください。TokiQRは登録不要・完全無料で、声・写真・テキストをQRコードにできます。お金を使わずに技術を体験できるので、ご自分の目で「これは自分に合うか」を確かめられます。

周りの人に話してみてください。「こんなプロジェクトがあるんだけど、どう思う?」と。説明しにくければ——「存在証明を物理・国家・民間の三層で千年先まで残すプロジェクト」で伝わります。周りの反応を聞くことで、自分の気持ちがより明確になります。

このプロジェクトは明日もあります。急がなくて大丈夫です。私たちは「今だけ」「限定」「あと何名」といった煽りを使いません。あなたが十分に考え、納得したうえで来てくださること——それが私たちにとっても最良の出発点です。

向いていない人の共通点

「信じさせてほしい」

「会社が倒産しないと信じさせてほしい」
「純粋な善意だと信じさせてほしい」
「普通のお墓と同じだと信じさせてほしい」

私たちはこれらの「信じたい」という気持ちに対して、「信じなくていいので、ご自分の目で確かめてください」と言い続けます。

この態度に「ちょっと突き放されている」と感じる方もいらっしゃると思います。その感覚も、大切にしてください。
もしこの態度に「なんか、正直だな」と感じてくださったなら——きっと良い関係が築けると思います。

それでも気になる方へ

向いていないかもしれない——でも気になる。そういう方こそ、以下のページを読んでみてください。判断材料はすべて公開しています。